2015年11月02日

読書記録 2015年10月分

忙しかった10月。
感想も書き留められなかったけれど、読んだ本だけ記録として。

「キャロリング」有川浩著

「海を見に行こう」飛鳥井千砂著

「ワーキング・ホリデー」坂木司著

「ウインター・ホリデー」坂木司著

「RPG」宮部みゆき著
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2015年10月05日

読書記録 2015年9月分

「ゆらやみ」あさのあつこ著
「バッテリー」等、児童文学の印象が強いあさのさんの時代小説。日経の書評欄で知って、時代小説好きとしてはかなり気になったので、図書館で予約して借りました。

時は幕末、石見の銀山近くの街・大森で、銀山で働く男たちのためのたった一軒の遊郭に仕え、後に街で一番の女郎となるお登枝とその初恋の相手で銀掘の伊夫との、切なくも苦しい愛の物語り…といったところか。

恋愛要素が強くて、時代小説としてはあまり読み応えがなかったけれど、当時の銀山で働く銀掘の命懸けの仕事ぶりなどが知れて、興味深かったです。

「あなたの呼吸が止まるまで」「シルエット」島本理生著
先月読んだ島本さんの著書がなかなか面白かったので、図書館の文庫コーナーに在架だった二冊を借りて読みました。
どちらも短くてすぐに読めたけど、私の好きなテイストではないかも…と思ってしまいました。
もう少し若い頃だったら、美しくちょっと刺のある感じっていいなぁ〜って思ったのかも知れないけど(笑)
感想が雑ですみません(^_^;)

「天空の蜂」東野圭吾著
今、映画が公開されてますね。
我が家の本棚には長年あったのに、東野作品は私の中で箸休め的に読むことが多く、なかなか手に取らずにいた作品だったけど
、映画の番宣観てたら読みたくなったミーハーな私。

東野圭吾さんの作品の中でも、今まで読んだもののどれよりも社会派な作品だと感じました。これを20年に書き上げたのは、やっぱり凄いと思わざるを得ない。
原発を稼働させると言うことは、こういうリスクを常に孕んでいるという事実を忘れてはいけないと思うし、福島の事故がまだまだ何も終結していないのに、川内原発動かしちゃう政治には大いに疑問を感じるし、今の政治は安保法案も含め、強行策が多すぎる気がする。

社会派小説をまた期待してますよ、東野さん!

「本屋さんのダイアナ」柚木麻子著
本屋大賞4位、直木賞にもノミネートされた作品。本屋大賞の投票中から、図書館で予約して、やっとやーっと読めました!
構成力が抜群で、そしてとても可愛らしい作品でした。

柚木麻子さんの著書を読んだのは初めてだったかな?
テイストは全然ちがうけど、主人公のお母さんがイケてるという部分が、西加奈子さんの「漁港の肉子ちゃん」を思い出してしまった。肉子ちゃんも、本書のダイアナの
お母さんであるティアラさんも、どこか激しくぶっ飛んでるんだけど、芯が強くて温かいステキなお母さん。
私はこんなスケールの大きなおかあさんにはなれそうもないけど、理想として心の片隅に留めておきたいと思う。
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2015年08月07日

読書記録2015年8月分

「私の男」桜庭一樹著
直木賞受賞作ですね。図書館で長い期間待って、やっと読めました。
文庫を借りたので北上次郎氏の解説も読めて、お得感ありました。
内容も、義父と娘の禁断の恋を描いていて、ちょっとグロテスクな場面もあるにはあるけれど、時間軸が現在から過去の順に描かれているので、どんどん二人の関係の謎が解けていくミステリー要素もたっぷりで、楽しませてくれたし、二人の生い立ちなどを細かく紐解くと、二人が結ばれたことに大いに納得できちゃう。
もともとゲームのシナリオとか、ライトノベルの分野でデビューし、活躍してきたらしい桜庭さん。
北上さんの解説によって、近年は素晴らしい文学作品を書いてるそうなので、何冊か読んでみたくなり、早速「赤朽葉家の伝説」を図書館で借りちゃった。

「舞台」西加奈子著
短めの小説だったので、すぐ読めましたが、内容がちょっと私には苦しかった。
と言うのも、主人公の葉太が自分に似すぎてて、痛い部分が似すぎてて、読んでて葉太にイライラしつつ、自分自身にもイライラしちゃうっていう窮地に立たされながらの読書になってしまった。
葉太がかつて太宰の「人間失格」の葉蔵に自分を重ねたように。
でもきっと、誰もがどこか葉太の様な部分を持っていて、その憐れな姿を憐れみながらも、自分自身を省みる機会になっているのかも知れないと思った。
「人間失格」を再読してみたくなりました。

「火花」又吉直樹著
この度、芥川賞を受賞したばかりの二作が掲載されている「文藝春秋」を買っちゃった、ミーハーな私。図書館でも予約していたのですが、物凄い数の人が待っていたので、読めるのはいつになるやらわからずな状況だし、店頭で文藝春秋見つけた時は即買いでした。
純文学はあまり読まない私。歴代の芥川賞受賞作も頭を捻りながら読みがちで。でも火花は大衆受けもする気負わずに楽しめる純文学作品かな?とも思いました。
又吉さんにとっても初めての小説執筆だったようだし、やはり描写な語彙の引き出しの多さは日頃な読書量の賜物ですね。処女作にして、拙さはあまり感じられなかった。
ただやっぱりキャラクター造形の部分で、主人公の徳永はどうしても又吉さんと被る
。又吉さんとして読んでしまう。そこが有名芸人として既に表に顔を出している方の作家デビューだから、損しちゃう部分かも。
次はぜひ芸人以外の世界を描いてほしい。楽しみにしています。

「スクラップ・アンド・ビルド」羽田圭介著
今回の芥川賞受賞二作はいずれもわかりやすくてありがたい。
介護を必要とする祖父と孫息子の関係をテーマにした作品、と言っていいのかな?
介護も育児も少し似たところがあって、本来相手の自立を促す事を考えるなら、手助けしないでじっくり待つことが必要。でも子どもの場合はある程度の年齢を過ぎれば、それでも自分の力で成長する力を兼ね備えているものだけどね、やっぱり過保護は良くないよね(笑)
体も十分には動かせず、全身に痛みを感じながら家族にも疎ましく感じられ、卑屈になって「死にたい」と言う言葉を連発する祖父の姿は、どこか自分と重なってしまい、読んでて疲れちゃったな。
私も不安神経症で、あまり身動きできないようになってしまい、子どもと満足に出掛けられなかったり、家事も思うようにできないとただただ卑屈になってしまう。
でもきっと外からは元気にできるし、できないときとできる時とで、ムラもあったりで、自分でも自立できるように色々画策するんだけど、なかなかうまくいかないしね。家族の前ではそんな弱音を吐いてしまう事もあるよね。

「ふくわらい」西加奈子著
「赤朽葉家の伝説」桜庭一樹著
「ナラタージュ」島本理生著

も読みましたが、編集した感想の記事が消えてしまった( ̄▽ ̄;)
posted by ひかる at 12:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする